『この小説を執筆するにあたり、最低でも一度は筆を置かなければならない時期がくる。それでもその後に再び手にとって、最後まで書き抜けますか?』


 ――これはあとがきと活動報告でも書いた言葉です。
 3年前のその時点では既に私生活が忙しくなるのが目に見えている。
 それでも書き出してしまうのか――と。
 私生活が落ち着いた、当時から1年半後に書き出すという手もありましたが、当時の自分は衝動を抑えきれずに書き出してしまいました。
 書き出したために2年前の涙に繋がったとは決して思いません。あれは完全に自分の実力不足です。
 むしろこの物語があったらこそ、私は書くためにネット界に戻ってこれたのだと思います。
 
 そして3年という長い年月が経過してしまいましたが、本日終章とあとがきを投稿して、ようやく完結することができました。
 これも読者や創作仲間のおかげです、本当にありがとうございます。


    約98万字  (PC版。携帯版はこちらから)

=あらすじ=
「生まれしすべてのものよ、在るべき処へ――還れ」
 世界創世の時代から存在し、人々に恩恵を与えている樹があった。しかしある日突然その樹は消えてしまった。それから月日は流れ、駆け出しの還術士の娘はモンスターに不意を突かれた所を口は悪いが腕は確かな黒髪騎士と優男の銀髪騎士に助けられる。その出会いが世界の転換点に続く鍵になるとは知らず……。
 魔宝珠を利用して様々な物を召喚する、大長編シリアス異世界ファンタジー小説。



第1章~第8章+番外編で構成される、約100万字に及ぶ大長編異世界ファンタジー小説です。
約3年間連載しましたが、半年×2回程度活動休止していたので、実質2年くらいかなと思っています。その間に他の企画小説にも手を出していたのですから、驚きものですね……(苦笑)

実は完結する日は年明けには決めていました。第8章の初稿が書けた辺りで。
他の小説も書いていないし、私生活の環境が変化するのであまり長々と連載するものではないと思い、最後は怒濤の連載をすると意気込みました。
こうして振り返るとあっという間でした。いよいよ今日が来たのか……やっと終わるのか、ああ良かった……と、考え深いです。


あとがきで真面目な小説に絡む話を、活動報告にて若干違う方面からの話をしたので、ブログに書く記事がないな……と思ったのですが、せっかくなので時系列的にだらだらとこの三年間を振り返りたいと思います。
私の暗い諸事情がちょこっと垣間見えるのでお気をつけください(笑)

魔宝樹の鍵は活動休止時代があり、全3クール構成で執筆したので、それごとにつれづれ書いていきたいと思います。
だいぶ長いです。4000字くらい書いたらしいので、読む方はお気を付けて(笑)



 * * *


◆第1クール (2011年4月~12月/第1章~第4章初稿執筆まで・約40万字)
書けるだけ書こう!目標は第1部のラストまで!


次の超長編小説はモンスターとかお姫様を出したいな、と思った前回の超長編を書き終えた2009年末。
それから1年以上、私生活に重点を置いたり、短編や10万字程度の長編を何本か執筆し、そろそろ長めの話を書きたいと思い、2011年に入ったくらいから練り始め、地震後からさらに気合いを入れて練っていました……暇だったので。

そして2011年4月29日。
冒頭で自分に問いかけてから、執筆をスタートさせました。
当初はひたすら第1章を書いていた気がします。ちょっと忙しかったりもしましたが、電車の中でポメラを開いて書き始めてからは、随分と1日辺りの執筆量が増えたような……。調子のいいときで往復で5000字は書けましたからね……。
そのような時間のやりくりをした結果、だいぶハイペースで書けていました。ただし翌年は半年以上は執筆をやめようと思っていたので、ただひたすらに書きためという点で頑張っていました。悶々と……、たまに頂ける感想やありあさんから頂いたイラストを糧にして。

交流もしたいなと思い、伊那さん主催の和風小説企画にも参加。
あとはストーキングしていた人にも感想を残していく(←)。
それらを通じて人に出会い、交流した結果、10月にはナツメさん主催委の大規模オフ会に参加!!かすけさんからリディスのイラストをもらったときは、超きょどっていました(笑)

それからは引き続き執筆、執筆。
第4章は思い入れが強かったので、書いているときもテンションあがりっぱなし。11月中旬くらいに第3章まで書き終えて、あと1ヶ月半で第4章書けるかーー!と無謀な目標を立てた自分を恨みつつ、怒濤の勢いで執筆。
そして除夜の鐘が鳴る前に、第4章は書き終えられました……。
話しも盛り上がっていたのは締め切りに追われていたのもあるかと思います……。

翌年、ティル・ナ・ノーグの唄の企画に参加して、キャラ設定と短編を投稿し、さらには完全活動休止に入る前に魔宝樹を推敲し、大量に予約投稿して4月上旬には完全に去りました。
職を得るために頑張ってくるぞー!と意気込んでいたあのころが懐かしい……。


◆第2クール (2012年8月半ば~12月/第5章~第6章16話初稿まで・約19万字)
人生に迷いながらも細々と息抜きのために執筆。


不本意な結果を出してしまい、もう1年チャンスを頂いた夏。
相当精神的にぼろぼろだった気がします。
心を整理するために小説に手を付けようと思っても、魔宝樹には手を付けられない。大長編だからこそ、適当な心持ちで手を出してはいけない。
――そんな中でSF企画が最後になると知る。昨年も参加を見送ったが、今年は最後だよ?それに沈んでいる今だからこそ小説を書かなければ!
……とまあ、久々の執筆だったのでだいぶ苦労しながらとりあえず完結させました。だいぶ文体堅くて、変だった気がしますがね……(大汗)

ちょっと生き返った7月下旬にはてぃるのぐの大規模オフ会に参加。
絵師ばかりだったので、ひたすらスケブ回しを手伝っていましたよ!
あと竜子さんからリディスのイラストをもらったんですよ!すごく美人さんでした!!
その後、てぃるのぐの長編に着手。
おい待て、リアルで研究やら勉強やらしなければならない立場じゃないのか!?
(※この時期の執筆はほぼ電車の中で済ましているので、私の時間の中にはカウントされません)


ようやく精神的にも安定期に入り、来年に向けて士気も高まっていたので、魔宝樹の第5章をのろのろ執筆開始。
第4章終了後の鬱展開からの第5章なので、当初は暗くてなかなか進まなかったね……メリッグの過去編とか一番暗すぎる内容だ……(遠い目)
後半部分は色々と物語が動いたので楽しかったですね。

その間にオフ会×2回参加。スケブにほくほくとイラストが描かれていきます。もう幸せです。かすけさんの1枚紙のトリオには涙ものでした。99月上旬だったのですが、たぶんあれもかなりの起爆剤だったと思います。
あと、その時のオフ会でかすけさんにそそのかされて、さやさんに表紙絵を依頼することに決めました。
すごく勇気を使いました……ほら、40万字を既に越えている小説の表紙ですよ……?以前イラストをもらったとはいえ、たぶん大長編になる小説には気が引け……つつ、突入してしまいました。
本当に有り難く引き受けてくださいありがとうございました!

また一方で鈴さん主催のDVD企画でゆのさんに魔宝樹のイラストを描いて頂きました。どうにかしてDVDかDVD用のシールに印刷したいなと、常日頃考えています(笑)
当時は幸せなことが続きすぎて、逆に追い込まれた気がします。
たぶん次の幸せは自力でつかみ取るしかないのだと。

てぃるのぐの長編書いたり、イラスト小説書いたりしていたので、あまり魔宝樹には集中できず、第6章の中で比較的キリが良いところまで書ききって、年を越しました。
年末から年始にかけては、しゅーろん執筆とかあって推敲は進まなかったのですが、何とか3月までには執筆済みのを推敲&予約投稿完了。

さあ、リアルで涙を流したあの日のリベンジです。
納得できる結果がでなかったら……執筆はやめようかという背水の陣で突入しました。


◆第3クール (2013年8月末~2014年5月/第6章17話~第8章、終章まで・約40万字)
ようやく終わったリア重!さあ最後まで書くぞ!と思いきや、なかなか終わらない……。そしていよいよ――。


リアルで今度は結果を出して戻ってきました。こちらに関しては昨年の8月末のブログにぐたぐた書いてあるかと思います。

さあ、目下の目標は魔宝樹の完結のみ。
まずは……一度全体を読み直すか!!と気合いを入れて、1週間ちょっとで修正しつつ読み直しました。
読み直した後も誤字はまた出てきたんですけどね(遠い目)
2年半前の文章能力に愕然としました……。どうにかマシな程度には直した気がします……。
そして7ヶ月半ぶりの執筆はどうかなと思いきや、1話くらい書いたところでだいたい感覚は戻りました。さすがなろうに投稿してから、150万字はざらに執筆しただけある!(笑)
そしてのそのそ&ばりばり執筆再開です!

リアルで4月から環境が変わるかな~と思い、年末にはコラボ侍の小説に着手できるかもと思っていたら、急に1月から環境変わることになって、予定変更。
魔宝樹完結させてから、他の小説に手を出そうと決めました。
とりあえず年内中に、第8章の最後まで……あわよくば半ばの閉じられた鍵まで……どうにか……書けました……(汗)
大晦日もたくさん書いたのは良き思い出……。

そしてその年は数年ぶりににこやかに年越し。

年が変わって早々さやさんから表紙絵のラフ画を観させていただきました。完結までのスイッチが一気に入った気がします(笑)
それほど美麗で、にやけが止まらなくて、小説書いていることを知っているリア友に見せたら、すごく羨ましがられました。
よっしゃーと、頑張って第8章の最後まで執筆。
その間になろうコンの一次を突破したり、表紙絵の本番を頂いたりと、嬉しいことが続きすぎてどうしようかと思いました。

なろうコンの一次を突破したことで、3ヶ月計画で全体を推敲する予定を、1ヶ月半程度に縮めました。選考期間中になるべく整えたくて。
あの時はさすがに辛かったな……(笑)
結局二次は突破できなかったのですが、引き続き残っている部分や未投稿部分を推敲し、ようやくGWに終章を執筆。今週にはあとがきを書くことができました。
推敲が間に合わないかと思いましたが、どうにかなるものですねー(遠い目)


そのような経緯があり、本日無事に完結ボタンが押せました。
……完全に自分用の振り返りブログになりましたね……すみません。


100万字近い大長編を書ききったという事実で自分の中で残るだけでなく、人生の分岐点である就職中に繰り広げたかなり激しい時期に書いた小説としても、記憶に残るのではないかと思います。
5年経っても、10年経ってもきっと覚えているでしょう。

そのような裏話的にも濃い小説を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。


今後はコラボ侍の短編集、貢ぎ物短編、魔宝樹の番外編と後日談を書こうかな~と思っている以外は完全に執筆はノープランです。

ただ魔宝樹でちょっと挑戦したいことがあったり……。
たぶん気合いがあればできる事なんでしょうが、何分初めてな事で……。
せっかくなので頑張ってみたいな……嬉しい言葉の言質もとったし←

……などとまた新しい道を歩くために、魔宝樹の鍵の物語に一区切りつけたいと思います。


長々とお読みいただき、ありがとうございました。

では、失礼します。
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『魔宝樹の鍵』拍手用SS②

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