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予定通り、淡い恋愛も含んだ青春小説「夏の太陽の下へ」が完結しました。



   (PC版。携帯版はこちらから)


ジャンル:恋愛 (アルファポリスでは青春)   文字数:73,834文字

=あらすじ=
とある夏の午後、光二と義樹は街角の隅で「喫茶店ソレイユ・デ・レテ」に出会う。そこはとても優しい青年が営んでいる小さな喫茶店であった。そんな彼と、そして彼を慕っている少女たちと共に短くも楽しい夏が始まるが――。
明日へ続く、淡い恋愛を含めた青春小説。



全5話で構成されている、青春小説の方が完結しました。
喫茶店を舞台にした、いつもよりコメディ多めと言いつつも、まあほのぼの系に分類される話です。
読了後はいつも以上に爽やかになれること、間違いなし!?

内容は中学三年生の少年たちが、偶然出会った喫茶店に訪れ、そこで2人の少女と、優しい喫茶店の店長に出会うところから始まります。夏休みということで、ほのぼの過ごしていたのですが、次第に店長さんの過去が見え隠れしてきて……。
最後は過去を含めて、色々と丸く収まる内容です。これでもかというくらい、人物相関が綺麗に!?

今まで執筆していた、虹色のカケラより全然短いし、割と読みやすいと思いますので、よろしければどうぞ。

あと、珍しく三人称ながら、ほぼ視点は変えていません。主人公の光二と過去編は青年の視点で。たぶん純粋一人称以外なら、初めてじゃないかな。


たぶん何度か言ったことがあるのですが、これは私が中学三年生に原作脚本として書いた、「Afternoon tea」をリメイク以上のものとして執筆したものです。
原作脚本は12ページくらいだったのに、小説として、そして話も膨らめつつ書くと90ページとか(笑)
リメイク程度のものではないです、もはや別のお話……!? まあ、主要登場人物と、大まかなストーリーはだいたい同じなので、リメイクとしてもいいかな(笑)


原作脚本がかなーり変えられてから、絶対にいつか小説として生まれ変わらせるぞ! と意気込んでから、早8年。
――8年!? 年月経ちすぎだろう! と突っ込まざるを得ません。

どうしてそんなに昔の脚本を、リメイクしようかと思ったかには、少々訳がありまして……。

詳しくは追記で。

ネタばれも若干含みます。





そもそも8年前、脚本もどきを書いたのは、本当に突発的なことでした。
私の中学、3年の文化祭では演劇をするのですが、調べても、調べても、ぱっとした脚本が出てこなかったのです。しまいには案で舌切り雀まで上がるレベルまで……!
……これはまずいだろう! と、私の友人は思い、何気なく脚本を書くと言ったのでした。ちなみに彼女は小学校の劇クラブで、ドタバタコメディの脚本を書いた経験あり。それなら私も何か書こうかなっと、思ったのか、言ったかはわかりませんが実行しました。

……で、一週間かけて、ちょうどGW中に書いたものが、シリアス系の大切なものは(仮)というもの。
だけど、それだとどうも生徒受けできないだろう! と思い、機嫌の悪い姉のPCをひったくり、初徹夜で1日くらいで、Afternoon teaを書きあげました。ええ、誤字脱字が酷すぎました。内容も無理矢理。コメディ部分、終わっている。正直、恥ずかしすぎて…………。

そして――、学級会で――何故か、選ばれちゃったと(笑)
というか、その前に友達、書いていなかったんだけど!? もしやはめられた!?


それは置いといて、あれでは酷いと思って、内容も少し膨らませて、書きなおそうと思っていたのですが、気が付いたら監督の野郎に書きかえられていました。内容は……、悪くないです。コメディ部分も自然ですし、というかコメディ部分、多すぎ。
でも……、主人公を変えないでよ!(泣)
中学の演劇だから、中3の少年たちを主人公にしたつもりが、気が付いたら喫茶店の青年が主人公になっているしー!
皆にコピーする前に、原作脚本を書いた人に、声をかけて。著作権で訴えることできますよーー!?

……とまあ、愚痴は置いといて。
不満ありつつも、それなりに綺麗にまとまりはしていたので、口は噤んでいました。

そんな中、担任の先生が、ふと言ってくれたんです。始めのがよかったって。つまり私が書いたやつ。
正直、その真偽はわかりませんが、とりあえず嬉しかったです。その先生にこれからも小説書き続けなって言われて、色々とターニングポイントでした。それを小説として、書きなおせてよかったです。

同窓会とか開かれたら、先生にデータでも渡そうかしら……なんて。



昔の内容と違うところは、青年の過去に彼女の妹も絡んでくること、そして高校受験も絡んだりと、あの当時では感じることができなかったことも盛り込みました。
高校受験って、大学受験よりも楽ですけど、やっぱり多くの人が初めての受験ですから、迷いとかあると思うのです。私も最後は背水の陣で責めました。あと、青年の過去に妹を絡めようとは昔から考えていました。高校の時、掌編でスピンオフ的に書いた内容を取り入れたくて。

他にもエピソードは増やしています。8年経ったことで、色々と考えが深まったのでしょうね(笑)



とまあ、色々と思い出深い作品であることは間違いなさそうです。
いまいち盛り上がりに欠ける所があるでしょうが、あの空気を大切にすると、そうでもいいのかな……。


そんな裏話があってこその今回の小説でした。
長々とお読み頂き、ありがとうございました。

これからも色々と頑張りますね!

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ノンストップな日々

さあ、前を向いて。

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